2022.04.19

「経験は現場で。未経験の業務にも積極的に手を挙げる」ベストヤング賞・藤田香穂さん

2022年1月、電通デジタル初の社員個人表彰「DD BEST AWARD 2021」の受賞者が発表されました。本記事では、新卒入社3年目でありながら、チーム内での高いリーダーシップが評価されてベストヤング賞を受賞した藤田香穂さんに、業務上の成果や普段の心がけ、目標などを伺いました。

※所属・役職は記事公開当時のものです

株式会社電通デジタル
テクノロジートランスフォーメーション部門
デジタルエクスペリエンス/コマース事業部 第1グループ

藤田香穂

経験は現場で積むしかない

――普段の業務内容を教えてください。

主に製薬会社の関係者向けWebサイトの案件に携わっています。運用・保守が業務の中心ですが、それ以外にも、改善観点からの開発プロジェクトの進行も担当しています。

――今回のベストヤング賞では、どのような点が評価されたと思いますか?

未経験の業務に対して、チャレンジ精神が旺盛な点ではないでしょうか。私の所属部署は、デジタルトランスフォーメーション(以下DX)を目的としたソリューション開発が業務の中心で、幅広く専門的な知識が求められる部署です。ただ、私は大学では文系(経営学専攻)で、入社時はDXに関する知識や経験がまったくない状態でした。

知識は自分でも学べますが、経験は現場で積むしかないと思っていて、基本的には、機会があれば積極的に手を挙げています。そうした姿勢が主体性を持って仕事に取り組んでいる、と評価してもらえたのかなと考えています。


大規模案件でプロジェクトリーダー

――今回の評価された案件では、どのような成果を上げましたか?

1つは既存案件です。大規模なプロジェクトのプロジェクトリーダーとして、受注した案件を納品まできちんと進めていくことができました。もう1つは新規案件です。先輩方からサポートを受けながらですが、要件定義から納品までやり遂げられました。

――この2つのプロジェクトに関して、苦労した点を教えてください。

特に前者に関しては、とにかく右も左も分からない状態でしたので、まず「分からないことを聞く」ということ自体にけっこう苦労しました。

そもそも、要件定義って何?という状態でしたし、プロジェクト進行の経験もなかったので、進め方のセオリーが分かりません。過去案件の資料を参照しながら資料を作り、先輩に直していただくということを繰り返しながら進めていきました。振り返ると、そこが一番大変でした。

たとえば、用語の意味や基本的なフローは分かるのですが、それを実務に落とし込んでみるとちょっと違うということがあります。そこを繰り返しフィードバックしながら進めていっていました。今だから言えますが、当時は本当に苦労しました。

――上司や先輩のサポートはいかがでしたか?

フィードバックには何回も付き合っていただきました。それに、このプロジェクトにかかわらず、新卒社員に対しては、「いつでも何でも聞いてください」という姿勢で接してくれています。

他の企業に入社した大学の同期は、まだ手を動かして学ぶ段階の人が多い印象があるので、比較すると最前線で貴重な経験を積んでいると感じています。こうして大きな案件にも取り組めているのは、周りの先輩方が根気強く付き合ってくれているおかげだとも思っていて、本当にありがたい環境で仕事できています。


知ったかぶりをしないこと

――普段の業務で、いい仕事をするために心がけていることがあれば教えてください。

知ったかぶりをしないということです。少しでも分からないことがあれば、きちんと質問する、確認をとるということを、非常に大事にしています。

そもそも普段から、私が何でも知っているとは相手も思ってない、という気持ちで仕事していますし、一時の気まずさで聞かなかったときに困るのは、未来の自分だとも思っているので、そこは臆せずあれこれ聞くように心がけています。

もちろんそれは、社内の先輩に対してだけです。クライアントに対しては、事前にリサーチを徹底して行ってからミーティングに参加するようにして、ストレスなくクライアントの要求整理ができるように進めたいと考えています。

――印象に残っている仕事や、転機になったエピソードはありますか?

今回の受賞対象にもなった既存の大型案件です。プロジェクトリーダーを担当したことで、開発の全体感をつかむことができました。仕事の流れが実感として理解できて、非常にインパクトのある経験でした。

それ以前の案件では、新卒社員のポジションで入っていたので、リーダーから作業の指示を受けて実施するというのが、求められている役割でした。しかし、プロジェクトリーダーは、先輩方に対しても指示を出さなければいけない場面もあります。作業目的や作業内容を相手にどのように伝えたらいいのか、ということを非常に考える機会を得られたという点で、印象に残っています。


自分宛ての問い合わせが増え、成長を実感

――入社して今までで、成長したという実感はありますか?

先輩方に聞かずにこなせる業務が増えてきたことが、目に見える成長だと思っています。他には、クライアントの担当者の方から、直接私にお問い合わせをいただく機会が増えたことです。信頼を獲得できているという実感があり、少しは成長しているのかもと感じます。

――今後の目標はありますか?

現在は、以前先輩が担当されていた仕事を引き継いで運用・保守を回していく業務が中心で、時折、プラットフォームのリニューアルといった大規模案件に入ることがあります。今後は、そういった大規模案件にもリーダーとして携われるようになりたいです。

それ以外の直近の野望だと、これまではほぼ製薬業界の案件でしたので、違う業界の案件も担当して、経験を積みたいと思っています。

――もう少し先、5年後、10年後のキャリアプランはどのように考えていますか?

まだ具体的なビジョンは描けていませんが、将来的には商品企画に携わってみたいと、少し思っています。

もともと、なぜ電通デジタルに入社したのかといえば、事業会社に入るほどやりたいことがなかったから、ということがあります。だったら、やりたいことがある人のお手伝いをする仕事がしたいと思って入社したのですが、最近ようやく、作る側もやってみたいと思うようになりました。

あとは、女性として、きちんとキャリアを築いていきたいという思いもあります。幸いにも、お手本にしたいと思う人が身近に何人もいます。的確にポイントを押さえて効率のいい仕事の進め方をされていたり、論理的な判断を軸に一貫した態度で仕事に臨む姿勢であったり、そうした点を自分にも取り入れながら、目指していきたいと思っています。


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