電通デジタル
新卒採用サイト

電通デジタルのコンサルティングとは――
クライアント企業の課題に全方位から関わり一気通貫で伴走する

  • BIRD部門
    ビジネスクリエイション事業部
    ビジネスストラテジーグループ
    佐々木壮一朗
  • ビジネストランスフォーメーション部門
    マーケティングプロセスデザイン事業部
    第2グループ
    赤澤真朋
  • CXトランスフォーメーション部門
    CX/UXデザイン第2事業部
    エクスペリエンスデザイン第3グループ
    木原奏子
※所属は2023年8月時点のものです。

今、多くの日本企業が過去の“成功の罠”から脱し、「両利きの経営」、つまり既存事業の深化と新規事業の創造という“二兎を追う”戦略によって、未来を切り開こうとしています。

このようなクライアント企業が抱える課題に寄り添い、DXを軸に事業や顧客体験の変革を実現する専門集団がトランスフォーメーション領域のコンサルタントたちです。

トランスフォーメーション領域の3部門である、顧客を基点に事業モデルの変革、価値創造型DXを支援する「ビジネストランスフォーメーション部門」 、企業と生活者・社会をつなぐ接点である顧客体験の変革支援を行う「CXトランスフォーメーション部門」、企業の新規事業創造を総合的に支援するクロスファンクショナルチーム「BIRD(バード)部門」の3人に、電通デジタルに入社した理由、コンサルティング業務の仕事内容や醍醐味、今後の目標や学生のみなさんへのアドバイスなどについて聞きました。

「いい人が多い」「やりたいことをやらせてもらえる」――いい意味でのギャップに驚く

佐々木さんと木原さんは入社4年目、赤澤さんは入社2年目のフレッシュなメンバー揃いですが、そもそも電通デジタルに入社を決めたきっかけと理由を教えてください。

佐々木

理由は大きく2つあります。1つはクライアント企業の課題に寄り添い、すべての事業フェーズに伴走し対応できること、2つ目が圧倒的な顧客視点でクライアント企業の変革や新規事業の創出を支援できることが挙げられます。

大学生の時にWebマーケティングの会社でインターンをしていたのですが、どうしてもSEO対策をはじめとするWebマーケティングに課題解決の手法が偏ってしまうという状況がありました。その点、電通デジタルなら、時に組織の壁も超えたワンチームで全方位から新たな価値創出に関われるのは魅力でした。

佐々木壮一朗

2020年4月新卒入社。金融業界や建設業界、不動産業界を含む新規事業構想から立ち上げプロジェクトに従事し、顧客視点と収益を重視した新規事業構想・開発に取り組む。

赤澤

私も学生時代、経理や給与計算などバックオフィス系のツールを扱う会社でインターンを経験する中、DXの重要性を認識するとともに、生活者と直接接点を持てるマーケティングの領域に関わりたい、と思ったのがきっかけとなりました。

その観点から、広告、Webといった一領域に限らず、「顧客の事業成長」をゴールに、商品やサービスの認知からカスタマーサクセスの領域まで幅広く伴走できることにひかれて入社を決めました。

赤澤真朋

2022年4月新卒入社。主に金融業界においてオンラインとオフラインを統合した顧客体験を提供するマーケティングDXコンサルティング案件に従事している。

木原

父親が広告系の会社で働いていたのもあって、漠然とクライアント企業の事業に関わる仕事っておもしろそうだなと思ったのをきっかけに、広告だけでなく企業の課題解決に従事できる点に魅力を感じました。

また、面接をしてくれた社員の方がものすごく熱心に私の話を聞いてくれて、風通しの良い社風を感じられたのもポイントでしたね。

木原 奏子

2020年4月新卒入社。 UXデザイナーとしてサイトの戦略策定、画面設計までを一貫して担当。ユーザー目線に立った課題抽出・画面設計を得意とし、光回線・モバイルサービス・製薬・放送の大規模サイトリニューアル案件の経験を持つ。

入ってみたら「あれっ、違った?」というギャップを感じることはなかったですか?

木原

私の場合はいいギャップのほうが大きかったです。フォローしていただいたり、意見をしっかりと聞いてくださったり、優しい方ばかりで驚きました。また、勝手なイメージで、新入社員は必ず営業からキャリアを始めると思っていたのですが、予想以上に自分のやりたいことをやらせてもらえるのもポジティブなギャップでした。

赤澤

コンサル部門ってドライな人が多い印象だったのですが、実際は年齢の壁を超えて気さくに接してくれる方が多く、予想より働きやすい環境でしたね。中途入社のメンバーも多いので、多様なバックグラウンドの人材が集まっているのも風通しの良さにつながっているのかなと思います。

佐々木

私もマイナスのギャップはなかったです。まだ新しい組織だったこともあって、入社時から自分が考えたことを実現できる環境で楽しかったですね。

クライアント企業を基点に、課題に向き合い、解決にコミットする

それぞれの部門の具体的な業務内容、ミッションを教えてください。

赤澤

ビジネストランスフォーメーション部門は名の通り、クライアント企業のビジネスモデルの変革を支援する部門になります。
前提となる事業戦略の構築から、営業活動、それを支える裏側のITシステムの開発・導入支援、さらに必要となる人材の育成や組織立ち上げといった組織変革まで、扱う範囲も幅広い部署です。

生活者基点で考えながらも、あくまでもクライアント企業が抱えるビジネス課題に向き合い、その解決に深くコミットしていくことが特徴です。

佐々木

BIRD部門は、2023年1月に新設され、新規事業創造の支援がミッションとなります。
これまでも新規事業創造を担ってきた部門があったのですが、新しく誕生したBIRD部門の最大のポイントは、ビジネスコンサルタントやサービスデザイナー、クリエイティブディレクターなど、多様な専門人材が所属するクロスファンクショナルな組織であること。
“BIRD”には、「未来、技術、手法、フレームに捉われるのではなく、鳥のような自由な発想で」という意味が込められていて、DXを軸に、多角的な視点と知見で主要メンバーが新規事業の構想からサービス実装まで伴走し、具現化することが強みとなっています。

木原

CXトランスフォーメーション部門の他部門との違いは、「顧客体験の変革」を基点に新たな価値創造に従事していくことでしょうか。クライアント企業の新規事業開発や既存事業の変革に際し、「人」を基点にサービスや製品に関わる一連の顧客体験がどうあるべきかを考え、提案し、立ち上げから定着・自走まで伴走支援します。

こうした顧客体験の向上・改善を通して、最終的にクライアント企業が目指す業績・ロイヤリティの向上を実現するうえで、「人」と「事業」両方の視点が求められるのもポイントです。

実際に関わったプロジェクトやその中での役割について教えてください。

佐々木

この2年ほど携わっているのが、ディベロッパー企業のショッピングセンターのDXプロジェクトです。

まずはDXで何を実現していくのか、目的やビジョンの策定支援からスタートし、新サービスのアイデア創出、既存施策棚卸といった第1フェーズを経て、ユーザーインタビューなども行いながら、サービスアイデアの具体化、詳細決定などを行い、ベータ版を2023年1~3月に公開しました。現在、さらに実証実験、改善を行いながら本ローンチを目指しています。

課題解決や既存の顧客体験の改善ということだけでなく、新しく収益となる事業の立ち上げを支援するのがBIRD部門の特徴で、私自身はテクニカルディレクターとして複数ある新事業の1事業の開発推進を担っています。

木原

CX/UIデザインを手掛ける事業部でエクスペリエンスデザイン、つまり顧客体験の改善提案、設計に従事しています。手掛ける案件の業種業界は幅広く、製薬や玩具メーカー、モバイル業界、衛星放送業界など多岐に渡ります。長く携わった案件では、大規模な企業サイトのリニューアルに際しての調査や改善、課題の整理、改善施策の検討、具体的なUI/UX設計まで約3年間みっちりと従事しました。

赤澤

私が所属しているマーケティングプロセスデザインのグループは、カスタマーサクセスに向けた戦略策定やその実現に向けた変革の推進を行うチームです。2022年春ごろから従事しているのが金融企業のCDP(カスタマーデータプラットフォーム)を活用したDXプロジェクトです。導入したシステムをどのように活用するのか検討し、具体的な施策設計を踏まえて今後本格的な施策展開をする段階です。

私はプロジェクトマネジメントのサポートを中心に対応しており、議事録・タスク管理やクライアント企業とのミーティング調整、資料作成やデータ分析などの一部を担っています。特に資料作成において、プロジェクト全体のスケジュールを踏まえて各段階で何を議論し、そのためにどのような表現したらよいのかは想像以上に難しく、勉強する日々です。

100%成功する確実性はない中、いかに再現性を追求していくか

実際の業務を通じて大変なこと、だからこそ感じるやりがい、さらに業務を通じて得られたスキルや成長したと感じるポイントについても教えてください。

木原

様々な業界の案件に携わるため、専門用語や業界の仕組み、業界におけるクライアント企業のポジションなど、インプットの量は膨大ながらも、新しいことを吸収する楽しさを感じています。

UX周りの事を何も知らない状態で入社したので、今、やっていることはすべてが入社後の学びから得られたものです。個人的に成長した点としては、コミュニケーションが苦手な方なのですが、チームで働く中で少しずつ改善されてきたように思います。

佐々木

新規事業創造を支援するうえで、100%の確実性はない中でいかに再現性を追求するかが、最大かつ永遠の課題だと感じています。100%成功するわけではなくても、いかに確度を上げていくか。事業創出のための必要なフローは身についたと思うので、あとはいかにレベルを上げていくかが課題だと感じています。

赤澤

難しくかつ重要な課題と認識しているのは、向き合っているクライアント企業のことをどれだけ理解するか。会社全体としてのゴールを見据えながらも、対面する担当者の部署、社内での立ち位置も深く理解ながら考えていくことが、スムーズな案件の進行には欠かせないプロセスだと日々、痛感しています。

入社してまだ1年半程度ですが、やりたいことは声に出せばやらせてもらえる環境にあるので、徐々に自主的に手を挙げる積極性も発揮できるようになってきたと思います。
業務の必要性から新しいシステムやツールのことを勉強するため、テクノロジーに関する知見が自然と身につけられるのもスキルアップにつながっています。

あとはいかに主体的に案件を担える立場になっていくか。その点、身近にロールモデルとなる方々が大勢いる環境なので、さらに学びを深めながら、成長していきたいと考えています。

最後に電通デジタルならではの“いい所”のアピールも含め、就職活動中の学生のみなさんに対しアドバイスをお願いします。

木原

この会社に入って良かったと思うところは、「やりたい」をチャレンジさせてくれること。もう1つは、電通デジタルのコンサルタント業の特徴として、改善の方向性のみを示すのではなく、課題解決に向けた具体的な施策を提案し、実現させるところまでお手伝いできるところです。

就職活動中は、「自分って何をやりたいんだっけ?」と迷うことも多いと思いますが、最終的に「この人と働きたい」「この仕事、おもしろそう」と、ピンと来た自分の直観を信じて飛び込んでみるのもいいのではと思っています。

赤澤

働くうえでは仕事内容も大事ですが、一緒に働く人次第という側面もあると思います。その観点では恵まれた環境にあることは確信を持って言えますね。また、電通デジタルならではの強みとしては、電通グループ各社とのネットワークや、クリエイティブな人材が多いこと、中途入社の割合が高く多様なバックグラウンドを持った人材が揃っていることも挙げられると思います。

佐々木

私自身の入社の理由と重なりますが、すべての事業・プロジェクトのフェーズでクライアント企業のサポートに関われる機会があるのは、電通デジタルの大きな魅力だと思います。また、赤澤さんのコメントにもありますが、クリエイティブな会社なので、美大出身の方なども多く在籍していて、プライベートで人間としての多様な価値観に触れられて勉強になることも多いです。

いろいろな部署、仕事があるので、どんな方でも活躍できるチャンスはある会社だと思いますが、1つ言えるのは受け身な人ではなく、「勝手に何かやりだす」ぐらいの人が向いているように思います。
クライアントワークという観点からも受け身状態ではなく、新しいことをどんどん提案していくことに喜びを感じる方にぜひジョインしていただきたいですね。