電通デジタル
新卒採用サイト

アジリティ高く、新しいテクノロジーの導入を推進。エンジニアリングの力でクライアント企業のDXや自社の生産性向上を支援する

  • パフォーマンスマネジメント部門
    ソリューション開発部
    システム基盤グループ
    (2022年4月新卒入社)
    岩村泰河
  • パフォーマンスマネジメント部門
    ソリューション開発部
    企画開発グループ
    (2023年4月新卒入社)
    大石楓
  • パフォーマンスマネジメント部門
    ソリューション開発部
    企画開発グループ
    (2023年4月新卒入社)
    大森陽平
※所属は2024年1月時点のものです。

クライアント企業の広告効果最大化に向けたシステム・データ基盤の開発を行うと共に、自社内の生産性向上を実現する上で重要なミッションを担うのが「ソフトウェアエンジニアリング」コースのエンジニアたちです。

今回は、クライアント企業のビジネス変革を実現する最適なプラットフォーム導入を支援するパフォーマンスマネジメント部門 で、広告領域のソリューション開発や業務効率化に資するプロダクト開発を行うソリューション開発部の3人に登場してもらいます。

発足したばかりの新しいチームで活躍する入社1~2年のフレッシュなメンバーに、電通デジタルに入社した決め手、具体的な仕事内容、気になる開発環境、今後の展望や学生のみなさんへのアドバイスなどについて聞きました。

経験問わずフロントエンド、バックエンドにも挑戦できる

まずは電通デジタルへの志望動機、入社した決め手について教えてください。

岩村

学生時代、情報工学を専攻していて、エンジニアに絞って就活をしていました。登録していた新卒向けのエージェントサイト経由で、電通デジタルから声をかけてもらったのが最初の出会いです。

会社選びの条件としては、エンジニアが主体的に働けるかどうか、つまり自社でプロダクトを持っているか、自社のシステム開発を内製化している企業かを見ていました。その第一の条件に合致していたことと、2つ目として、その時々のトレンドの技術に機敏にキャッチアップし、取り入れている点も魅力でした。

3つ目は働いている社員の人柄です。採用面接を受けている際、毎回、面接終わりに人事担当の方とフラットに話をする機会がありました。今後のキャリアについて、会社としての立場ではなく、1人の社会人の先輩として親身にアドバイスをしてくださる姿勢に惹かれました。

岩村泰河

2022年4月新卒入社。パフォーマンスマネジメント部門でETLやAPIの開発・改修のほか、社内システムの開発や新規アプリケーションの提案・開発を担当。

大石

学生時代は機械工学の専攻だったのですが、インターンなどでエンジニア業務を経験し、ソフトウェアエンジニアリングの世界で働きたいと考えていました。新卒向け専門サイトに登録していたところ、電通デジタルから声をかけてもらったのを契機に、OB訪問なども通じて会社のリサーチをしていきました。

面談を進める中で、上流工程から下流工程まで経験できる点に魅力を感じたことが、一番の決め手となりました。

大石楓

2023年4月新卒入社。パフォーマンスマネジメント部門で広告領域のシステム提案・開発、自社内の業務効率化に関するプロダクトの企画から開発、運用を担当。

大森

大学院では情報工学を専攻し、電機メーカーの方と一緒に共同研究を行っていました。その中でソフトウェアを作りたいという思いが強く、新卒向け専門サイトに登録し、電通デジタルの存在を知りました。

志望動機は大きく2つあります。1つは、ソフトウェアエンジニアとしていろいろな経験ができることです。エンジニアの採用プロセスでは、通常、ユーザーが直接触れる部分の開発を担うフロントエンドエンジニアと、ユーザーからは見えないサーバーサイドを開発するバックエンドエンジニアにコースを分けて募集するケースが多いのですが、フロントからバックエンド、上流や下流にも携われるのは大きな動機となりました。また、自分が将来使っていきたいと考えていた技術選定にも魅力を感じました。

もう1つは、リモートやフレックスなど柔軟に働ける環境が整備されていることです。実は理想的な働き方をする上で最も重視していたのですが、その条件に合致し、面談でお話しした先輩方の働き方が魅力的だったことも決め手となりました。

大森陽平

2023年4月新卒入社。パフォーマンスマネジメント部門で主に社内知見の検索システムの開発運用を担当。

入社後に「想定していたのと違った」と感じたギャップがあれば教えてください。

大石

入社前にイメージしていた通りに働けている印象ですが、あえて言うならば、短期スパンでスピード感を持ってプロジェクトを回していくやり方は刺激を受けました。

また、今やどの会社でも長時間労働の改善はされているといっても、実際のところはどうなんだろうと気になっていました。事前に口コミやOB訪問などを通じて不安は払しょくされていましたが、入社してみて、私のいる部署では、長時間の残業をして高い成果を上げる人よりも、決められた勤務時間数の中で成果を出す人の方がより高く評価されるなど、勤務時間の管理が徹底されているのはポジティブな発見でした。

大森

私もいい面で思ったのは、新卒入社にあたってリモート勤務に多少不安はあったのですが、グループ内外で密にコミュニケーションが取れているなと感じました。また、思っていた以上に自由に開発が進められ、時間の使い方なども、働きやすいように上長が環境整備してくださっているのを常々感じています。

新しい言語、ワークフローを積極的に採用し、自由度高く開発を推進

実際の仕事内容と従事している具体的なプロジェクトについて教えてください。

岩村

私が所属するシステム基盤グループは、広告の配信実績などのデータおよび社内システム内のデータなどを取得・変換・成型するETL、成型したデータを社内のプロダクト向けに連携するAPIの開発に主に携わっています。

私自身もETLやAPIの開発・改修のほか、社内システムの開発では、社員の担当クライアントやプロジェクトに応じた情報制御やデータ提供、さらにこうした社内システムに関して、業務効率化につながる新たなアプリケーションの提案・開発なども手掛けています。

大石

企画開発グループは、フロントでデジタル広告の配信やプランニングを担うメンバーと連携した広告領域のシステムの提案・開発、および自社内の業務効率化に関するプロダクトの企画から開発、運用を担っています。

具体的なプロジェクトとしては、フロントメンバーが策定したSNS関連の広告要件に基づいた、ウェブ広告の自動出稿システムなどの開発を担当しています。

大森

私も大石さんと同じ企画開発グループですが、担当は社内知見の検索システムの開発運用です。業務上の重要知識や過去の相談事、各媒体のアップデートの情報など、社員がプロジェクトを進めるうえで参考にしたい情報や知見を集積、整理し、共有できるシステムを通じ、社全体の生産性向上を目指しています。

開発環境はいかがですか。

岩村

言語については、ETLはPython(パイソン)、APIはGolang(Go言語)で書いており、ETL基盤にはワークフローエンジンツールのAirflow(エアフロ―)を使っています。また、APIについては、REST APIではなく、gRPCを採用しています。

インフラはクラウドでAWSをメインに、一部、GCPを使い、その管理にはTerraform(テラフォーム)を使っています。開発マシンは開発者向けスペックのMacBookProを支給されているので、メモリが足りないといったような不便もなく、快適な環境で開発を進められています。

大森

企画開発グループでも、バックエンドの言語はGolangやPython、フロントエンドではTypeScriptを使っていますが、これらを絶対に使わなければならないという制限はありません。課題を解決するために何を使うのが最適であるかを検討し、自由度の高い環境で開発を進めています。

大石

企画開発グループでは、gRPCを使わないAPIも作っているので、いろいろな開発方法、スタイルを模索できるのはエンジニアにとっていい環境だと感じています。

資格取得や参考書籍購入の補助など学びのサポート制度も充実

入社して得られたスキルや成長した点について教えてください。

岩村

実は入社するまではGolangや、gRPCを使ったAPIの実装など、触ったことがない分野でした。エンジニアとしてのスキルは当初よりかなり成長できたのではないかと思っています。

電通デジタルでは経験の有無に関係なく、自分からタスクを取りに行くという風土が根付いています。フロントエンドをやったことがない、この言語は使ったことがないといったケースでも「やりたい」と手を挙げればチャレンジすることが可能です。わからないことを恐れずに、学びを得られる働き方ができるのはいいですね。

大石

私も大学時代、Golangは触ったことがなく、実は存在自体あまり知らなかったんです。今では研修やOJTを経て新しい言語に慣れ、クラウド関連の知識も身に付いてきました。タスクを通じた、スキル面の成長を実感しています。

技術以外では、パフォーマンスマネジメント部門の他のグループのメンバーと仕事をするケースが多いので、コミュニケーション能力や渉外力も上がってきたように思います。

大森

技術面で、一番に挙げられるのがクラウドインフラのスキルでしょうか。学生時代にオンプレミスのサーバーは触っていたものの、クラウドインフラでの開発は初めての経験でした。今は資格も取得するなど、クラウドインフラについての知識、技術が身についてきました。

その他の点では、企画開発グループは当初のヒアリングから開発、運用まで一連の流れを担当するので、エンジニアリング業務だけでなく、プロジェクトの一員として経営的視点を持つことができます。他のグループとも連携しながら、様々な学びを得ています。

資格取得や勉強に関するサポート制度はいかがですか。

岩村

資格では、Google Cloud認定資格「Professional Data Engineer」、「Professional Cloud Security Engineer」を取得していますが、電通デジタルがGoogle Cloudのパートナー企業ということで、資格取得のための学習コースが無料で受けられたり、Google Cloudに限らず、業務に関連する資格試験の受講料は会社から補助が出るため、基本的に無料で受けられます。

大石

参考資料も書籍費用購入のサポート制度があり、特に入社1年目は助成額が手厚いのはありがたいです。成長機会は潤沢に用意されていると思います。

大森

グループ内でも技術的な知識を共有できる専用のサイトがあったり、わからないことがあったら誰かしら詳しい人が必ずいるので、気軽に質問したり、逆に先輩方に自分の得意なことを説明したりと、知識を惜しみなく共有し合う環境があるのもスキルアップにつながっています。

年齢や役職関係なく、得意分野を教え合う風土が根付く

電通デジタルの好きなところをお聞かせください。

大石

先に話が出たように、メンバー同士で補完し合う組織風土があるのがいいですね。先輩方が1対1で教えてくださることもあれば、自分が得意なことを上司に教えたりと、各々が得意な分野を共有しあう文化があるのは好きなところです。

会社全体でいうと、人と人との関係性が近すぎず、遠すぎず、仕事がやりやすいイメージがあります。仕事に集中するときは集中し、息抜きで一緒にコーヒーブレイクをするなど、メリハリをつけた心地良い環境で仕事ができています。

岩村

技術選定は、会社やチームによって特色が出ます。昔から使っている言語をそのまま使用しているような企業もあると聞く中で、今のトレンドの技術を積極的に取り入れる風土があるのはいいですね。

エンジニアリングのチームだけでなく、広告の分野でも新しいメディアが出たら積極的に取り入れるなど、会社全体でAgility(アジリティ、機敏性)が高いのは大きなポイントだと思います。

大森

私も同感です。会社全体で変化を拒まずにチャレンジする姿勢があって、今のやり方を変えることに貪欲なのは、仕事をする上で刺激になります。そもそも、デジタルマーケティングの世界は変化が激しく、扱うデータ量も膨大です。技術者として成長の伸びしろが大きい分野だと感じています。

今後の展望や、やりたいことについてはいかがですか。

岩村

エンジニアとして専門性を高めていくと同時に、チームで開発を進めていく上で、チームマネジメントやチームビルディングといった分野も学んでいけたらと考えています。

大石

まだ入社1年なので、いろいろなことに触れて、広く浅く学び、ある程度知識が身に付いたら、専門性を深めていきたいですね。

大森

自分が主導して、いつか新しいプロダクトをゼロから作っていけたらと思っています。ただ、20代のうちはとにかく勉強。技術だけでなく、広告業界全般についても全力で学んでいく姿勢を大事にしたいです。

就職活動中の学生さんに向けて、ソフトウェアエンジニアリングの領域でキャリアを積む上で、電通デジタルを選ぶ意義、その他、就活のアドバイスもお願いします。

大森

単純なシステム開発だけでなく、プロダクトを自分の手で作り、育てていく感覚を味わえるのは電通デジタルならではだと思います。その大前提として、働く上で譲れないポイントは何なのか、自身の価値観を大切にしてほしいですね。

大石

就活全体で言えることは、自分を飾らずに、素の自分で臨むことが、自分らしく働き、成長を目指すための最適な道につながるのではないかと思います。

エンジニアとしての個人的な助言では、志望する会社が使っている言語を入社前からマスターする必要はないと思います。業務に必要な技術は入社後でも勉強できるので、幅広い技術に触れることが、後々の自分の武器になっていくのではと考えています。

岩村

最新のテクノロジーに触れられる環境が整備されているのは、電通デジタルならではだと思います。また、自らの意志で先端的な技術をマスターし、チームのメンバーに広めていくなど、自主性を持って新しいことに挑みたい人なら活躍できる機会も多いのではないでしょうか。

エンジニアとしてコアになるのは、やはり技術力。具体的な会社を検討する前に、まずは自分の好きな技術を深めていくことからスタートし、今後、どういった技術に触り、成長を目指していきたいのかを考えていくことが大事なのではと思います。